蓑輪 好
代表取締役
「仕事を教える」のはおこがましい。
得意なことを、自分のペースで。
向き不向きがあって当たり前。ストレスのない仕事が、お客様への優しさに繋がる。
以前は「仕事を教えてやる」という思いがありましたが、それは経営者のエゴだと気づきました。電気工事と一括りに言っても、お客様と接するのが得意な人もいれば、黙々と作業するのが得意な人もいます。だから当社では、一人ひとりの向き不向きに合わせて、ストレスなくできる仕事をやってもらっています。従業員がストレスなく働けることは、自然とお客様への丁寧な対応に繋がり、良い連鎖を生むと信じています。

会社としての目標はない。目の前のチャンスを掴み続けるだけ。
「みんなが嫌がる仕事」こそ、最大のチャンス。
「何十年後にこうしたい」という壮大な目標は、特にありません。それよりも、目の前にあるチャンスを常につかみ続けることが、結果的に会社の成長に繋がると考えています。例えば、他社が敬遠するような面倒な案件も、私にとってはチャンスです。そうした案件を細かく分業し、各々の得意分野を活かしてチームで乗り越える。従業員の特性を理解し、常にアンテナを張り巡らせることが、新たな道を切り拓くと信じています。

「頑張るなよ」が、僕の口癖。
高い定着率の秘訣。
根性論は一番嫌い。8時から5時まで、無理なく働ける環境を。
私は従業員に「そんなに頑張って仕事するなよ」とよく言います。根性論で無理やり仕事を終わらせるのではなく、時間内に終わらないのであれば、人員を増やすなど調整するのは経営者側の役目です。従業員には多くを望みません。やれることを、やれるだけやってくれればいい。そうした考え方が、結果的に高い定着率に繋がっているのだと思います。
気軽に試して、嫌なら辞めていい。でも、きっと辞めない自信がある。
どんどん文句を言ってほしい。それが会社を強くする。
これから仲間になる方には、「気軽にうちの会社を試しに来てほしい」と伝えたいです。入ってみて合わなければ、もちろん辞めてもらっても構いません。冷たく聞こえるかもしれませんが、その裏には「きっと働き続けたくなるだろう」という自信があります。イエスマンばかりの組織では、経営者が裸の王様になってしまう。従業員からどんどん文句を言ってもらえるような風通しの良い関係性こそが、会社を成長させると確信しています。




